初期のヘラウキ
クジャクの羽根軸がヘラウキとして使われだしたのは昭和に入ってからのようで、昭和20年代までは竹ヒゴ(ゴム管挿入部)を除きオールクジャク製のものが使われていたらしい。
写真の左側2本が初期型のクジャクウキで、昭和20年代のものと推定。
中央のものはイトがらみを防ぐため、いわゆるブランコ付きだが、これは後になって付けられたもののようだ。はじめからブランコを取り付けたウキが普及しはじめたのは昭和30年ごろからと言われている。
右側はセルロイドの棒ウキだが、灯芯入りで昭和20年代に流行したというスミロイドウキであるかもしれない。