reel-01.gif初期型オリムピックリール

西洋から入ってきたリールが、いつごろから使われたか定かではないが、少なくとも大正期には一部の金持ちに使われていた。しかし、輸入されたリールは目の玉が飛び出るほど高価なもので、とても庶民が手を伸ばせるようなものではなかった。

昭和に入って、大磯リールなど木製のものが普及しはじめ、さらに金属製の国産リールも登場。

そして、本格的国産金属性リールとして昭和11年、大々的に売り出されたのが写真右の「フィッシュオリムピックリール(植野製作所)」。

写真左も同社のもので、以降、普及品も含め、オリムピックブランドのリールは全国の釣りファンに広まっていった。